七五三祝いの基本マナー
七五三は、子供が無事に成長したことを祝う家庭行事として、明治時代から現代の祝い方にて定着したと言われています。
男児であれば満3歳と満5歳に、女児であれば満3歳と満7歳にお祝いをします。
本来、11月15日に祝うとされていますが、近年では厳密に日付を守るというよりもその前後に行う家族が増えています。また、お子さんは参加せず、祖父母のみで行うスタイルもでてきています。
七五三祝いの席には参加しないけれどお祝いを渡す、という場合は10月〜11月頃がいいでしょう。
金額の相場は?
お付き合いのあるご近所さんや知人の場合は3,000〜5,000円、親族の場合は5,000〜10,000円、祖父母として孫に贈る場合は10,000〜数万円、と設定する場合が一般的です。
しかし、結婚式や葬儀のように相場を強く意識するというよりは、親しさやお付き合いの度合いによって金額を増減する人が多いようです。
ご祝儀を渡すときのマナー
のし付きの紅白蝶結びのご祝儀袋が適しています。
しかし、金額が少額な場合にあまり仰々しいご祝儀袋に包むと相手に変な期待をさせてしまい恥ずかしい思いをする事もあるので、気持ち程度のお祝いであればシンプルなデザインのご祝儀袋に包みましょう。
表書きは『七五三御祝』が、一番ベーシックです。
入学祝いのマナー
親戚や友人のお子さんが小学校や中学校、高校と進学するタイミングで入学祝いを渡すこともあるでしょう。
4月の入学に合わせて3月下旬〜4月頭に渡すのが一般的です。
そして、七五三祝いと違うポイントは、お祝いは現金に限らないという点です。どのような形でお祝いするとスマートなのかチェックしましょう。
金額の相場は?
小中高への進学であれば、知人の場合は3,000〜5,000円、親族の場合は10,000~30,000円、祖父母として孫に贈る場合は10,000〜数万円。
大学への進学や就職祝いであれば、知人の場合は3,000〜10,000円、親族の場合は10,000〜50,000円、祖父母として孫に贈る場合は30,000〜数万円が、一般的な相場です。ただ、こちらも付き合いの親密さによって増減することがあります。
どのようなものを渡せばいい?
ご祝儀として現金を包む人も多くいますが、小中学生へのお祝いの場合は現金だと生々しいため、たくさん本を読んで知識を身に着けてほしいとの想いを込めて図書カードとして渡す方法もオススメです。
ランドセルや文具など必需品を贈り物にする場合は、他の人からすでにプレゼントされている場合や、ご両親がすでに用意した後でないか確認しましょう。
高校生や大学生へのお祝いはデリケート!
喜んでもらおうと気合いを入れて用意しても肩透かしになる事が多いのが、大学進学や就職祝いです。
普段から付き合いがあり、趣味志向がわかっているならプレゼントをこちらで選んで渡すのもいいのですが、思春期のお子さんは欲しいものや趣味が頻繁に変わる事も多く、数ヶ月前におねだりされたものを贈ってもすでに関心がなく微妙な反応が返ってくることもあります。
下手にあれこれせずに、現金や百貨店商品券など自由度が高い状態で贈った方が確実に喜んでもらえるでしょう。
お祝いマナーをチェックして心のこもったお祝いを
いくら親戚同士であってもマナーは大切です。
思い出したかのようにその場で財布から取り出した現金を渡すよりも、包み方や渡す時期を考えて用意されたお祝いの方が心がこもっていると感じますし、同じ現金や金券であっても貰う方も嬉しいでしょう。
お祝いマナーの基本を意識して親族の成長をお祝いしましょう。
スキンケアやメイク法、美容法、マナー、講師・セラピスト・ライターなど美容家として活動しています。今までの経験をいかして読者の皆様が上品なオトナ女子として輝いた毎日を送れるようにお手伝いできればうれしいです。そして、読者の皆様の参加する結婚式やイベントがステキなものになるように充実した記事を発信していきます♪